ロベルト、フィルポ#1
このコーナーでは、偉大なるタンゴ人、ロベルト、フィルポ(ピアノ)に付いて述べてみたいと思います。
尚、引用元は、タンゴ評論家故大岩祥浩氏が、ロベルト、フィルポ四重奏団全集(1936年~1943年)で
解説したものを、そのまま記します。
ロベルト、フィルポ(1884、5,10~1969,6,14)
職業音楽家を志す。彼は自身の楽器に、ピアノを選んだものの、近在に相談相手もなく、17歳の時
両親の反対を押し切って家を棄てブエノスアイレス市へ移り、自活を始めた。
今世紀初頭頃は、タンゴという音楽がようやく、ひとり立ちしたばかりで、定型的なスタイルというものも
なかったらしい。そして、ピアノ奏者が少なく、アンサンブルの楽器として使われる事が、殆ど無かった。