2018-09-12 ロベルト、フィルポ#5 アルゼンチン、タンゴ #その他音楽 1910年代前半は、カフェ、コンシェルトの繁盛期であった。これを舞台にタンゴの、名演奏家が数多く 輩出された。すなわち、タンゴの英雄時代と呼ばれるエポックである。 すでに古典として定着していたロセンド、メンディサバルや、マヌエル、カンポアモール、 プルデンシオ、アラゴンらの作品のほか、日々に生まれる新曲が毎夜、にぎやかに演奏されていた。 群雄割拠して競うあう中に、やがて、ヒーローが生まれる。 ロベルト、フィルポこそ、ヒーローと云う名にふさわしい最高の、実力者であった。