ロベルト、フィルポ#4

1913年、フィルポは初めて、自らの名を冠したタンゴ楽団を結成するが、同時に彼の
作曲活動も、ピークに達した。
ノリにノっていた年だったようだ。フィルポの処女作は1907年、「ラ、チョーラ」だとされている。
同年には、「エル、コンピンチェ」や「ガウチャ、マヌエラ」なども生まれたが、この頃のタンゴは
いずれも、ステージ上で、即興的に出来たものであった。

彼が遺した作品の数は、数百にものぼると考えられるが、その大部分は1907年~1914年に
発表されたもので、いずれもが個性的な曲ばかりである。凄まじい創作力というほかはない。





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