A LA LUS DEL CANDIL 18-0214#519-W-★



       演奏者  ROBERTO FIRPO    ロベルト、フィルポ

   曲目    A LA LUS DEL CANDIL    ランプの灯影

   読み    ア、ラ、ルス、デル、カンディル

   録音    1927年 原盤番号8666A


      お馴染みのタンゴ、私のブログでは、すでにロドルフォ、ビアジで紹介しております。
   カルロス、V,G,フローレス(ピアノ)作曲、フリオ、ナバリーネ作詞、
   真面目なガウチョ(牧童)が、不倫現場を目撃、2人を殺害して、警察に、事の顛末を話すと云う
   ストーリ性のある、本来は歌のタンゴ  演奏で一部飛んでいる箇所が有ります。


   演奏者  FRANCISCO CANARO     フランシスコ、カナロ

   録音   1927年  原盤番号4349


       このカナロの演奏に付いて、解説者の小林謙一氏の名解説は一聴に値します。

   「不倫の妻を、我が手にかけねばならなかった男、罰した後の虚無感、無常、そんなものの一切が
   ビオリンの低い調べと共に、心の揺れに合わせて進んで行く。魂の葛藤を表す凄絶な演奏は
   作者に、こよなく満足を与えるものだろう。」

   甲乙付けがたい両巨頭の演奏ですが、カナロの、センティメントに軍配を上げます。