フランシスコ、カナロの生涯 その2
そうはいっても、その日の食にも、ことかくありさまの彼に、高価な楽器など、とても買える
ものでは有りませんでした。
窮余の策として、手製のビオリンを作る事にしました。オリーブ油の空き缶と、ほうきの柄で、
とうとう、ビオリンらしきものを作ってしまいました。
ものでは有りませんでした。
窮余の策として、手製のビオリンを作る事にしました。オリーブ油の空き缶と、ほうきの柄で、
とうとう、ビオリンらしきものを作ってしまいました。
それが、どんな音を出したのかは、良く分かりませんが、とにかく、得意そうに弾いてみせたと
いう事です。
生来、勝気な性質のカナロは、逆境にもめげず、やがて、自らをタンゴの世界へ送り込み
最初の夢を果たします。
がむしゃらに、稼ぎためたお金で、一丁のビオリンを手に入れ、ロドルフォ、ドゥクロスという
ギター弾きのトリオに加わりました。
いう事です。
生来、勝気な性質のカナロは、逆境にもめげず、やがて、自らをタンゴの世界へ送り込み
最初の夢を果たします。
がむしゃらに、稼ぎためたお金で、一丁のビオリンを手に入れ、ロドルフォ、ドゥクロスという
ギター弾きのトリオに加わりました。
このアルバムから、1曲ご紹介致します。
曲目 PINTA BRAVA 素敵な格好
読み ピンタ、ブラヴァー
録音 1933年
カナロ1912年の作品で、新感覚のタンゴとして、タンゴミロンガと、自ら名付けました。
当時としては、異色のタンゴとして、人気を博したそうです。今でいう、モダンタンゴ?
冒頭は、静かなメロディで始まり、一転、激しくなり、又、静かになり、又、激しくなり
最後は、印象的な、マイナーの静かなメロディで、終わります。
当時としては、異色のタンゴとして、人気を博したそうです。今でいう、モダンタンゴ?
冒頭は、静かなメロディで始まり、一転、激しくなり、又、静かになり、又、激しくなり
最後は、印象的な、マイナーの静かなメロディで、終わります。
1927年~28年の、カナロ楽団 後列右がカナロ