マンリオ、フランシアは語る。 その5

続き
「打ち合わせ事項を簡単にメモして、5~6回練習した後、「本番」と云う事になるんです。
 大変だったけど、今、思えば只懐かしく、楽しい思い出ですね…

 さっきも、云ったように曲目は、ディレクトールが、決定するのですが、時々、メンバーの
 中に、自作の曲譜を持ってくる人がいる。

 「良い曲が出来たから、是非、俺のタンゴをやってくれ」っていうのが、現れるんですね…
  ファウスト、フロンテーラの「イロス、デ、プラタ」もそうだったし、ニコラス、プリミアーニの,「フリエンネ」もそうでしたね…
そうすると、ゴレッセが、一通りピアノを叩いてみて、「ウン、良い曲だ、やろうよ」と皆が
  云うと、急遽予定の曲目を変更したりして…
   
  こんな事云っても、現在じゃ全く信じてもらえないでしょうね。本当に、懐かしい、佳き
  時代でしたね。(談)      終わり
 

 この談話は、タンゴ評論家の大岩祥浩氏が、1975年8月12日に収録したのを、そのまま
 引用させていただきました。



ニコラス、プリミアーニはこちら http://blogs.yahoo.co.jp/felicia51ta/26446893.html
 

イロス、デ、プラタは、こちら http://blogs.yahoo.co.jp/felicia51ta/26024027.html